御手国医マッサージ』裏路地に隠れるマッサージの小故宮音譜

台南はマッサージの激戦区と言えます。中国式、タイ式、日本式など、たくさんのマッサージ屋が軒を連ねています。今回お伝えしたいのは、店の門をくぐるなり驚かされる
星『御手国医マッサージ』・中華北辰支店です。

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午後に休暇を取り、友達の付き添いでCarrefour(スーパー)へ夕食の火鍋食材を買出しに行きましたが、駐車場の空き待ちをしていると、目ざとい友人が路地裏に新しいマッサージ屋を発見しました。これまでも数々の隠れ名店を見つけ出してきた彼女は「最近とても疲れてるからリラックスしたい」と叫び、買出しは後回しにしてこの新しいマッサージ屋を体験してみることにしました。
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『御手国医マッサージ』、この店のたたずまいは明らかに他の店とは違います!店の門をくぐると店内の装飾に目を奪われ、彼女が小声で「ここ、本当にマッサージ屋?!」と聞いてしまうほどです。

店は色濃い中華風情に満たされており、さながら高級中華レストランのようです
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店内で好奇している私たちに女性店員が簡単な説明をしてくれました。ここは台湾で2件目となる店舗で、公園南通りの“夏慕尼(シャモニー)レストラン”対面にある1件目の店舗は、昔の中医養生の風情が残る店内だそうです。
オーナーはもともと中医養生の愛好者で、中医養生の理念を広められればと台南にマッサージ屋を設立したとのこと。そんな思いもあるため、中華風の装飾を施すだけではなく、マッサージ師は正統な中医手法の訓練を受けたものを揃えており、私たちが訪れた日も中医薬大学の教授による座談会が開かれていました。
そんな話を聞いてしまうと、私たちは正統な中医養生マッサージが何なのか知りたくて待ちきれなくなってしまいました!

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時間も限られているので、オイルマッサージもあったものの、私たちは経絡マッサージの一時間コースをお願いすることにしました。靴を履き替えると早速マッサージ師が2階に案内してくれます。

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2階に上がる階段には「本草網目」や「黄帝内経」など中医の古書が並べられており、またしても嬉しい驚き。そして、2階に上がって目に入るのが巨大な将棋盤。マッサージ師曰く、「琴棋書画」(琴、囲碁、書、画)は文人の教養とされる。とのオーナーの考えにより以前から店内に飾られているとのこと。
 

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古色蒼然とした将棋盤を見ていると、時間を超越して楚漢戦争の時代に戻ったような感覚になります。

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琴棋書画以外にも、二階には玉器骨董品が並べられ、清明上河図の絵巻物までもあります(*'0'*)ツ!

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席へ案内され養生茶が出されると、次にマッサージ中の注意事項が細かく説明されます。マッサージの流れなら私たちも大体理解しています。この様なマッサージ師の丁寧な態度は賞賛に値します。ついでを言うと、既にこの空間は中華風情に包まれています。

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続いてマッサージ師の技術を体験です。私に付いた22番のマッサージ師は前に女性専用SPAでアロマテラピストをしていたそうで、技術と専門性を高めるためにここに移ってきたとのことです。ここでは中医の先生を招いての指導もあるそうで、マッサージ師の彼女は将来更に中医の勉強もしたいと話していました。何故なら、中医は理解すればするほど専門性も高まり、収入にも困らなくなるそうです。彼女の技術は既に一定水準は超えており、コースの時間を縮められることもなく、私の凝り固まった肩を強い力で揉みほぐしてくれました。マッサージ後は体もほぐされてかなりリラックスできました

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マッサージ後は下の階の休憩所でまた養生茶をいただきました。このコースで750元、個人的には少し高いかとも思いましたが、暖かくてのんびりとした冬の午後に過ごす静穏なひととき、この時間は人生最大の幸と言えませんでしょうか。

         ラブラブ!
大満足ドキドキ


旗 御手国医

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